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皆さんこんにちは!
新田興業、更新担当の中西です。
本日は第5回解体工事雑学講座!
今回は、**「廃材処理とリサイクルの最前線」**について詳しくご紹介します。
解体工事では大量の廃材が発生しますが、適切な処理とリサイクルを行うことで、環境負荷の軽減とコスト削減を両立できます。それでは、廃材の分類から最新のリサイクル技術まで、ポイントを見ていきましょう♪
目次
コンクリート・アスファルト類
処理方法:現場で破砕・分級し、再生骨材として再利用
ポイント:破砕機の選定と粒度管理で品質を確保
木材(造作材・構造材)
処理方法:可燃ごみとして焼却、または破砕してパーティクルボードの原料に
ポイント:塗装や接着剤の有無を事前に確認し、分別精度を高める
金属(鉄骨・配管・金物)
処理方法:鉄スクラップとして鉄鋼メーカーへ搬出
ポイント:異物混入を防ぐため、現場で磁選機や手選別を徹底
プラスチック・樹脂類
処理方法:材質ごとに分別し、リサイクル業者へ引き渡し
ポイント:PE、PVC、PPなど、素材識別ラベルを活用して誤混入を防止
コンクリートの二次破砕リサイクル
破砕骨材をさらに微粉砕し、道路舗装用のフィラー材として再利用。品質試験をクリアすれば、新規骨材の使用量を大幅に削減できます。
バイオマスボイラー燃料化
木材廃材を乾燥・破砕後、バイオマスボイラーの燃料として活用。CO₂排出を抑えつつ、エネルギー回収を実現します。
プラスチック熱分解技術
分別困難な混合プラスチックを熱分解し、オイルやガスに変換。廃棄コストを抑えながら、新たな資源として再利用可能です。
廃棄物処理法
建設系廃棄物は「産業廃棄物」に分類され、処理業者への委託やマニフェスト管理が必須です。
特別管理産業廃棄物
PCB含有塗料やアスベスト混入材など、有害性の高い廃材は厳格な処理が求められます。専門業者による適正処理を徹底しましょう。
現場分別の徹底:細かい分別がリサイクル率向上と運搬コスト削減に直結
リサイクル業者との連携:事前に処理方法と単価を協議し、最適なフローを構築
デジタルマニフェスト導入:マニフェストの電子化で管理コストとペーパーレスを実現
廃材を種類ごとに正確に分別し、再利用率を最大化
最新技術を取り入れ、環境負荷を抑えつつコスト削減
法規制を遵守し、安全・適正な廃棄物処理を徹底
新田興業では、解体から廃材処理・リサイクルまでワンストップで対応。環境に配慮したスマート解体をご提案いたします!
次回は第6回として、**「解体現場の最新安全装備とICT活用事例」**をお届けします。テクノロジーを活用した安全管理の最前線をぜひご覧ください!